お役立ち情報
自然へ還る「グリーンプラ・生分解性プラスチック」について

環境商材(グリーンプラ)、生分解プラスチックを使用した材料からフィルム・シート製品を少量試作から量産用までご提供します。
グリーンプラ・生分解性プラスチックとは
自然への還元システム
最終的に二酸化炭素と水へ分解するプラスチックです。
フィルム・シ-ト・成形用材料・加工製品⋯様々な形でお届けできます。
実用例が増えています。 → 最新動向を踏まえ紹介いたします!
実用例
農業用マルチフィルム、食品用カップ・トレ-・食器類、洗剤用ボトル・ボールペン、ゴルフティー、IC部品用トレーなどなど

メリット
- 土中の微生物によって、最終的には水と二酸化炭素に分解されます。
- 生ゴミから有機肥料(たい肥)を造る装置(コンポスト化装置)の中に投入した場合には、分解がより促進されます。なお、有機肥料(たい肥)の質には影響を与えません。
- 焼却した場合にも燃焼カロリーが低いため焼却炉を傷付けることが無く、クリーンで地球環境への負荷が著しく低い。
- 自然環境中で使用される製品や使用後のリサイクルが難しい分野に用いられることが期待されています。
- 二次加工が可能です。
- 印刷、ラミネート、製袋、成型等加工につきましては、既存のプラスチックと同様な対応が可能です。
- 印刷 ⋯ グラビア、シルク、オフセット印刷等が可能です。
- ラミネート ⋯ ドライ(溶剤型エアルジェレ型)紙とのウェット加工、押出ラミ、溶剤接着、粘着加工等が可能です。
- 紙袋、ヒートシールインパルス、超高周波等が可能です。
- 成型 ⋯ 既存の真空圧空成型機の使用が可能です。
- 木林、紙との接着剤なしのラミネートも可能です。
材料物性表
原料 | 高分子名称 | 硬質/ 軟質 ※1 | 比重 | HDT | 曲げ弾性率 | 引張り降伏 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
g/㎤ | ℃ ※2 | (MPa) | 強度(MPa) | ||||
植 物 系 | ポリ乳酸 ※3 | PLA | 硬質 | 1.26 | / 55~66 | 2250~4700 | |
ポリブチレンサクシネート | PBS | 軟質 | 1.26 | 90~97/ | 520~685 | 25~35 | |
石 油 系 | ポリブチレンサクシネート/ アジペート変成 | PBSA | 軟質 | 1.23~1.24 | 66~69 | 300~325 | |
ポリエチレンサクシネート/ テレフタレート変成 | PEST | 軟質 | 1.35 | 125~183 | 1700~9000 | 25~64 | |
/55~169 | |||||||
ポリブチレンアジペート/ テレフタレート変成 | PBAT | 軟質 | 1.26 | 100 | |||
ポリエチレンサクシネート | PES | 軟質 | 1.34 | 750 | 550 | ||
ポリグリコール酸 | PGA | 軟質 | |||||
ポリカプロラクトン | PCL | 軟質 | 1.14 | 56/47 | 280 | 230 | |
ポリビニルアルコール ※4 | PVA | 軟質 | 1.25 | 39 |
- 硬質=ガラス転移点>室温、軟質=ガラス転移点 <室温
各材料の硬度は製法、添加剤によってコントロールできます。上記表はガラス転移点温度で分類した。 - 荷重たわみ温度 低荷重値(左)/高荷重値(右)
- ポリ乳酸はとうもろこし、芋などからブドウ糖を経て乳酸を化学合成をする事で作られる。
- ポリビニルアルコールは難溶解性フィルムに加工するとガスバリヤー性に優れる。
- 原料ソースとしては他に天然物系(キトサン,澱粉)、微生物系から製造されるものもある。
比較データ
高分子名称 | 硬質/ 軟質 ※1 | 比重 | HDT | 曲げ弾性率 | 引張り降伏 | |
---|---|---|---|---|---|---|
g/㎤ | ℃ ※3 | (MPa) | 強度(MPa) | |||
高密度ポリエチレン | HDPE | 0.95 | ||||
低密度ポリエチレン | LDPE | 0.92 | 1800 | 420 | ||
ポリプロピレン | PP | 0.91 | 1400 | 1100 | ||
ポリエチレンテレフタレート | PET | 1.38 | 2650 |
- 硬質=ガラス転移点>室温、軟質=ガラス転移点 <室温
各材料の硬度は製法、添加剤によってコントロールできます。上記表はガラス転移点温度で分類した。 - 荷重たわみ温度 低荷重値(左)/高荷重値(右)
このようなユーザーにお勧め
- 工業用分野では従来ご使用の機能性及び汎用樹脂群のフィルム特性に近い物性を実現。
- ゼロエミッション等産業廃棄物の削減に役立ちます。
- 食品用分野では食品リサイクル法施行(2001年4月)に伴うコンポスト化 、飼料化をいち早く実現でき廃棄分別コストを低減します。
- 農業用分野では堆肥コンポストが実現でき最も実用化が早い分野です。
その他バイオマス系商品もご覧下さい。